実際に大手グローバルメーカーで働いて感じた事

今回は私が実際に大手グローバルメーカーで働いて感じた事について
お話できればと思います。

私がそもそもこの大手半導体メーカーに入った理由は国内営業から海外営業に行きやがて駐在を目指す為でしたが実際に入ってみてギャップを感じた部分が多々ありました。

就活時代はこの会社自体、かなりグローバル推しで海外売上高比率が高いなどと謳っていましたが蓋を開けてみるとかなり国内マーケットに依存しているなという印象を受けました。

この会社だけに言える事ではないと思っていて、日本の会社はまだまだ国内市場に頼っていると言えると感じています。
文化的にも年功序列で伝統を重んじる企業なので正直、自分の肌感覚とは合わないと思いました。イギリス留学先で感じた雰囲気とは真逆だったからです。

一年目だからという理由で忘年会の企画をやらされ、お酒のマナーなど正直社内の行事の為になぜそこまでやらなければならないのか疑問で仕方ありませんでした。
とは言え、一年目は雑務も我慢してこなし仕事も全力を尽くしたので冬の初めてのボーナスの評価はさぞかし高いだろうと思っていました。

しかし、評価面談の際、3年目までは大して評価は変わらないと言われ落胆したのを今でも覚えています。あそこまで全力を尽くしたに他の同期と一律評価が同じである事に納得いかずなぜそうなっているのかという疑問を持ちました。

そこで色々と資本主義について調査をした結果、ある事が分かったのです。皆さんも一度は疑問に思った事はありませんか。会社員である場合、なぜ今の給料をもらっているのでしょう。誰が決めたのでしょうか。

これは遡る事1867年のマルクスの資本論に基づいています。簡単に言うと給料は基本的に会社からしたらコストです。なので労働者側は上げたくても会社側からしたら抑えたいのが普通です。企業は労働者に対して再生産コストしか出しません。
これが会社員はいつまで経っても自由になれない正体です。

企業からすると辞められたら困りますからね。例え年収が上がったとしても仕事量と責任が増えてストレスが溜まるので出費が増えて結局あまり手元にお金が残りません。
日本は累進課税制度を取っているので加えて税金も上がっていきます。

会社員は誰のために働いているのかというと他の誰でも無い、株主の為に働いているのです。会社員はかなり不利なゲームを知らず知らずのうちにやらされています。

こういった事実に辿り着いた時、私は会社員一本で生活していく事が逆にリスクであると感じました。大手に行けば安泰という時代はとっくの昔に終わっており、これからは「個」の時代が必ずやってきます。
会社員という形態自体が珍しくなってくるのではないでしょうか。アメリカでは実際約35%がフリーランスです。その文化は遅れて日本に必ずやってきます。

最近で言うとFacebook社がMeta社に名前を変更しましたね。これからはMetaverseという仮想空間が当たり前の時代がやってきます。
ここで伝えたかったのはもう少し危機感を持って生きても良いのではという事です。
世界は物凄い速さで変化し続けています。

時代を先読みする事で、どのように行動していけばいいか必ず見えてきます。
自分のペースだけで生きていてはどこかで必ず壁にぶち当たります。

なので外部の情報にも敏感になってもう一度、生き方を考えてみてください。皆さんが本当にやりたい事に挑戦出来て生き生きとした状態である事を願っています。